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コンサル転職でどの程度年収が上がるか

Big4を中心に、コンサル転職時のオファー年収が転職前の年収に比較してどれくらい変化しているかを実例をもとに紹介します

目次

転職後の年収アップ状況(全体像)

転職体験談をご提供してくださった40名の方のデータをもとに年収の変化をご紹介します。

まずは、集めたデータの全体像を最初にお見せして、前職の年収レンジ別、職階別、ファーム別のカデゴリごとに数字を追っていきます。

年収が下がっている事例もわずかにあります。

ただし、大抵の場合は、サイニングボーナスっていって、採用時に50万とか100万ぐらいの特別金が支払われて帳尻を合わせることで年収が下がらないように調整されます。

次に全体的な平均値等の数字をヒストグラムにすると次のとおりです。

ヒストグラムは、左から順にコンサル転職者のオファー額、年収上昇額、年収上昇率別に作成しています。

 ・オファー額:平均795万円、中央値780万円

 ・年収上昇額:平均155万、中央値130万

 ・年収上昇率:平均27%、中央値23%

年収の平均上昇額155万円は非常にインパクトがありますね。

ちなみに、管理人の皆川が転職した際は、ギリギリ年収が上がりましたが、数十万程度でした、、

最近のオファー年収のは明らかに高騰しており、私のときから比較して体感で100万円以上上がっています。

オファー年収の上昇理由として考えられるのは2つです。

1つ目は、コンサル業界全体の年収が上がっていることと、

2つ目は、見込残業代が増えていることです。以前はせいぜい30時間分だったのが、今は50時間分になっているところもあり、インパクトが大きいです。

コンサル業界では、残業代が申請しにくいことも少なくないため見込残業代として50時間分支払われるのは、実際の年収に対しても十分にインパクトを与えています。

1つ目のコンサル業界全体の年収が上がっている件についてですが、少し前のBig4シニアコンサルで年収1000万円超えはほぼなかったですが、今はかなり増えてきていることからも推し量れます。

転職後の年収アップ状況(年収別)

次は、転職時の年収別に、どの程度のオファー年収を貰っているのかを箱ひげ図でご紹介します。

転職時の年収を250万円刻みにしています。転職時の年収が高くなるにつれて年収の上昇率、上昇額が抑えられていることがわかります。

これは、転職後の職階は、ほとんどの人がコンサルかシニアコンサルタントのため、年収の天井が1000万円ちょっとに抑えられ、必然的に年収が高い人ほど、高い上昇率でオファーが貰いにくくなるためです。

実際に、各年収レンジからいくらのオファーを貰っているか示した図は次となります。

この図からわかることとして、同じ職階でも年収レンジが広いことです。

コンサルにも職階ごとの年収テーブルが存在しますが、これに縛られずに、人ごとに柔軟に年収を設定していることがわかります。

そのため、コンサル職でもシニアコンサル職の方より年収が高くなる逆転現象が発生することがあります。

この逆転現象の理由は、職階と給料は独立して決定されるためです。

職階は、求められているロールが明確に定義されており、休職者がどの職階になるかは、休職者の経歴、面接での評価で必然的に決まってきます。

一方で、給料は、ロールとは別に、主に前職の給料をベースに決まってきます。

例えば、20代、コンサル未経験者SEで年収800万円の人を採用する場合を考えると、

この場合、20代であり、リーダー経験がないため職階としてはコンサルクラスになってしまいますが、

過去の経歴、面接での評価から将来性込みで、どうしても採用したい場合、

コンサルクラスで800万円以上のオファー年収を提示することがあります。

または、年収750万円提示のサイニングボーナス100万円などのオファーが考えられます。

他にも、コンサル未経験の30歳キャリア官僚をシニアコンサルで採用したい場合、その人の年収が国家公務員という職業上600万で低めなら、オファー年収は700万円ちょっとぐらいに収まることもあります。

そのため、職階と給料は必ずしも一致しません。

転職後の年収アップ状況(職階別)

次は、職階別にオファー年収の状況です。

アナリスト:平均年収680万円

コンサルタント:740万円

シニアコンサルタント:1005万円

マネージャー:1100万円

シニアコンサルタントの1005万円は母集団が少なく異常値の可能性が高いです。

転職後の年収アップ状況(ファーム別)

次はファーム別の状況です。

コンサルクラスは、デロイトが735万円で一位、そして、PwC、アクセンチュア、KPMG、EYSCの順となります。

よくネットで言われている平均年収の高い順とも一致しているようです。

一方で、シニアコンサルタントクラスは、EYSCが1250万円で1位、そしてデロイト、PwC、KPMG、アクセンチュアの順で想定外の結果になりました。

これは、母集団の数が少なさが影響していそうです。

転職後の年収アップ状況(まとめ)

母集団:一年間に皆様から頂いた転職体験談40件

転職前とオファー年収の変化は、

平均して27%、155万円の上昇。

さらに上り幅の最大は450万円、上昇率は100%でした。

年収が下がった人は全体の5%のみ。

転職前の年収水準によって違いがあるか確認したところ、転職前の年収が低いほど年収の上昇幅が高い。

一方で、同じ職階でもオファー年収額には数百万以上の開きがあることから、コンサルの年収は人ごとに全く異なる。

この点は、給料が横並びの日系企業との違いです。

さらに、職階別、ファーム別でも数字を確認した結果、

職階別にみると、アナリストクラスの平均オファー年収は680万円、コンサルクラスは740万円、シニアコンサルクラスは1005万円、マネージャークラスは1100万円

ファーム別のオファー年収の平均は次となりました。

以上となります。

母集団が少ないながらもある程度全体感は捉えられたと思いますがいかがでしょうか。

解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について

・Big4やアクセンチュアの給料や組織についての紹介

・その他転職体験談

・Youtube:みながわRチャンネル

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