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[体験談]デロイト/営業職からの中途面接レポート

20代中盤、営業職からBig4 デロイトの中途面接レポートです。ケース面接の再現有

目次

転職活動結果概要

転職体験談のご回答者様について

・学歴

旧帝大理系学部卒

・当時の年齢

20代半ば

・職歴

新卒→営業

・転職時の年収

不明

・転職検討理由

営業効率を求めた結果としての「自社サービスを落とし所とした焼き増しのような提案」が本当にクライアントのためになっているのか、と疑問を感じるようになり、課題解決を完了するところまでコミットするコンサルタント職を目指して

この体験談のご提供者が利用したエージェント

アクシスコンサルティング
書類対策/面接対策の内容
面接の過去問の内容
ファームとのコネクション
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
料金無料
ポイント

IT×コンサルといえばアクシス。業界特化型の転職エージェントであり、Big4転職者の多くがアクシスに登録しています。

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コンサルティングの転職体験談

選考結果概要

選考結果概要

・選考結果

内定

・オファー年収

不明

・オファー年収内訳

不明

・採用部門

不明

・採用職階

コンサルタント

・選考フロー

書類審査→Webテスト→面接4回

適正検査

・種類

TG-Webで言語+非言語+英語の3部構成

・対策

デロイトの志望度が高かった&普通に落ちることもあるとのことだったので、対策本を購入し1周だけ勉強して本番に挑みました。 運よく相性の良い問題に当たることができ、スラスラと回答していくことができていたのですが、最後の英語でかなり撃沈してしまった感覚でした

こちらで対策しましょう!

一次面接

・面接方法

Web(Zoom)

・面接官

マネージャー 1名

・面接の流れ

一般質問→逆質問 計30分

事前にエージェント経由でZoom URLが送られてきていましたので、前日に接続の確認を行った上で、当日は時間の30秒前に接続をしました

入室するとすでに面接官の方が入られており、スムーズに挨拶から面接に入っていきました

応募者

初めまして、カスミと申します。今日はよろしくお願いいたします

面接官

はい、よろしくお願いします。マネージャーの佐藤花子と言います。
時間も30分と短いので、早速ですが自己紹介をお願いできますか

応募者

はい。改めましてカスミと申します。
新卒から一貫して営業職に従事しており、現職は〇〇株式会社で営業として働いております。
営業目標を達成することに喜びを感じつつも、営業効率を求めた結果としての「自社サービスを落とし所とした焼き増しのような提案」が本当にクライアントのためになっているのか、と疑問を感じるようになり、課題解決を完了するところまでコミットするコンサルタント職を目指して転職活動をしています。今日はどうぞよろしくお願いいたします

面接官

なるほど、ありがとうございます。
営業だとどうしても提案の幅が自社サービスに限られてしまいますもんね

自己紹介の内容として過去の経歴を話すパターンも用意していましたが、経歴よりも先に転職理由や志望動機を伝えた方が後々のコミュニケーションがスムーズになる気がして、そのようにしていました。複数回の面接を経ても上記の感覚は変わっておらず、「経歴は気になる部分があれば面接官から聞いてくるっしょ!」くらいのスタンスで挑むようにしていました

面接官

その他にコンサルタントを目指している理由はありますか?

応募者

はい。ありきたりな内容であるのですが、将来的に事業を通じた社会課題の解決にチャレンジ
したいという想いがあり、ビジネスのプロフェッショナルとして足腰を鍛えるという意味でもコンサルタントにキャリアチェンジをしたいと考えています

面接官

なるほど。DTCは社会的意義も大事にしているので、そういう面でも合いそうですね

応募者

はい!ありがとうございます!
(Big4の中でも社会的意義を重視している色が強かったので、敢えて言ってみてよかった!)

そのまま会話の流れで、デロイトの志望理由についての質問に移っていきました

面接官

コンサルの中でもデロイトを志望している理由ってどんなところにありますか?

応募者

はい。私は〇〇の領域を希望しているのですが、〇〇のコンサルティング領域でのプレゼンスの高さと組織のケイパビリティの高さを誇る御社であれば、どんなクライアントにも価値提供することができ、そして個人としても様々な幅と深さの経験を通じてコンサルタントとして大きく成長できると考えたからです

〇〇の部分は実際に前職〜現職で取り組んでいた領域で、その領域で引き続きコンサルタントを志望しているということにしていました。第二新卒枠での面接なので、特定の領域に絞ってしまう必要はないのですが、私としては絞った方が志望動機を組み立てやすいと感じたので、一次面接時点からそのように回答していました

面接官

なるほど、確かに〇〇の領域はデロイトは強いですね
私は所属は違うのですが、一緒に案件を進めることはこれまでありました。
〇〇の方々は優秀な方も多いですし、良いと思いますよ

応募者

はい!そういった方々と一緒に働けることが私もすごく楽しみです!

面接官

カスミさんは営業をやっていただけあって対人能力が高いですね。
質問の意図や背景をキャッチする力って忙しいこの業界ではすごく大事になってきますよ

ここからはどんどん会話の形に近づいていき、最近ハマっていることや趣味、学生時代のサークルの話などにも話が膨らみ、その流れで新卒〜現職までの経歴もちょこっと話をしました

面接官

少し話しすぎましたね。
最後にカスミさんご自身が思う「強みと弱み」について伺って逆質問にしましょうか

応募者

とんでもありません。私もすごく楽しかったです。
強みですが、営業経験があるので「コミット力や顧客志向」については生かせると思います。
弱みは、やはりロジカルシンキングや資料作成といったビジネスの基礎スキルはこれからキャッチアップしていく必要があると考えています。
一方で、元々理系出身で理論立てて考えることは好きですし、ITにも明るいと自負しているので、キャッチアップ自体は問題ないと考えています!

第二新卒層に求めるものとしては、専門性よりもビジネスマンとしての気概(コミットメントや顧客対応力)の方が強いのかなと考えていたのでその面をアピールしつつ、コンサルとしての基礎スキルについてはキャッチアップの必要があること/その意欲が高いこと/その素地があることをアピールしました

逆質問

次の選考の際の1次情報として活用できるように、希望する領域の組織文化や雰囲気、外から見ている中での意見などを伺わせていただきました

一次面接結果

・3日後エージェントから合格連絡

・DTCからのFBはなし

・二次面接でケース面接がある旨の連絡あり

二次面接

・面接方法

Web(Zoom)

・面接官

シニアマネージャー 1名

・面接の流れ

一般質問→ケース面接→逆質問(3分) 計60分

一次通過/日程調整→約1.5週間後の日程で確定→面接実施

一次面接と同様に前日に接続確認を行い、当日は時間の30秒前にZoomへ入室しました。

まだ面接官の方は入られておらず、3分ほど待ったところで入室されそのまま面接がスタートしました。 転職理由の深掘り、これまでの経歴について、デロイトの志望理由についてQAを実施したあとケース面接に入りました

面接官

じゃあ早速ケースやりましょう。
お題はそうですね。カスミさんは何か趣味とかありますか?

応募者

趣味ですか。学生時代に野球をしていたので、最近でもたまに草野球チームで活動しています

面接官

いいですね。じゃあスポーツ系のお題にしましょうか。
今手元にお題リストがあるんですが….そうですね。これにしましょう

ケース面接

お題

「△△地方にあるとあるマイナースポーツリーグのプロチーム〇〇。現在のホームゲームの平均観客動員数が300人ほどです。この平均観客動員数を3倍にする施策」を考えてください。

時間は5分くらいにしましょうか

応募者

わかりました。前提についていくつか質問させてください。
平均観客動員数を向上させる目的は売上向上を狙ってという理解で正しいでしょうか。
具体的には「売上が減ることになっても観客動員数が向上すれば依頼主は喜ぶのかどうか」という部分を確認できればと思っています

面接官

そうですね。現実的には売上を向上させることでチームの経営を改善したいという依頼だと思うので、目的は売り上げの向上を狙って、という形で考えてください。他に確認はありますか?

応募者

カスミ:わかりました。ありがとうございます。その他はひとまず大丈夫です

思考

今回のお題はとあるマイナースポーツチームの観客動員数の向上施策。結果的に売り上げを向上させる必要があります。

実際の思考のプロセスとしては下記でした。

・まずは施策の方針を定める

いきなり数値分解したりアイディアを考えるのではなく、まずは施策の方向性や論点を定めるようにしていました。

説明の際もいきなり具体的な数字から入るのではなく、思考の方向性や論点を先出しすることで、議論の全体感が伝わりやすくなり、良いディスカッションにつながると思います。

<思考の流れ>

・試合数はリーグで固定された数字だから動かせない。

・全試合の合計観客動員数を上げていくにあたって、「全体を平均的に向上させる」と「数試合を劇的に向上させる」の2パターン。

・最終的な理想は全体を平均的に向上させて、持続可能な形のチーム経営を実現することだけど、いきなり全体を上げることは難しいかもしれない。

・初年度は「数試合を劇的に向上させる」ことに振り切って、次年度以降徐々にファン化を進めながら「全体を平均的に向上させる」方にシフトしていく形にしていく。

・観客数は「見込み顧客数×来場率」で表せるから、「見込み顧客の洗い出し」と「来場率向上」について考える。

・「見込み顧客の洗い出し」は現在の平均観客数の300人の内訳を考えて、そこからカテゴリーをいくつか分類してみる。

・「来場率向上」は見込み顧客のカテゴリーごとに施策を考えるのが良さそう。

このような流れで考えるポイントを「見込み顧客の洗い出し」と「来場率向上施策」に絞りました。

もちろん別の考え方や切り口もあると思いますが、小手先のテクニックに早々に走ることなく議論の本質を外さないようにするためには、個人的にはこのやり方がしっくりきていました。

・論点に対して思考を行う

ここからは残り時間を気にしながら、ひたすらにアイディアを膨らませていきます。

具体(平均動員数300人やスポーツそのもの)と抽象(カテゴライズや似たスポーツ)を行き来しながら、現在は狙えていない見込み顧客層がどんなところにあるのかを洗い出していきました。

こんな感じで一通り考えられた&ある程度筋の良さそうな層が見つかったら次の論点に移ります。

(今回の場合は「毎日テレビで相撲を見ている老人」は広がりを持たせられそうと思いました)

次に来場率の向上を考えていきます。

来場率を考える際は、現状を分析することも必要だと考えました。

分析の内容によって、認知部分に課題があるのか行動部分に課題があるのかが見えてきます。

・来場率についての考察

・地域のスポーツチームだが、マイナースポーツなので人々への認知は低そう

・マイナースポーツなのでそもそもルールがわからず、興味を持ってもらうことも難しそう

・が、マイナースポーツ特有の激しさがあり、刺さる層には刺さって来場率を高められそう

・興味を持ってもらったとしても、実際に来場してもらうためにはかなりハードルが高い

・競合はNetflixやYoutube、ショッピングや散歩などの安価な暇つぶしになる

・認知や興味部分よりも、来場のハードルを超えられるような施策を考えるのが良さそう

ここまで考えてかなり時間が迫っていたので、先ほど洗い出した見込み顧客候補のうち、目新しさもあって筋の良さそうな「毎日テレビで相撲を見ている老人」についてアイディアを膨らませていくことにしました。

面接官

そろそろ時間ですね。発表をお願いしても良いですか

応募者

はい。施策としてはいくつかアイディアがあるのですが、一番は「活発なコミュニティを作る事によるシニア層の取り込み」を提案できればと思います。主に考えたポイントは2つで、「どこに潜在顧客層がいるのか」「その潜在層を呼び込むためにはどうすればいいのか」についてです

面接官

なるほど、そのまま続けてください

応募者

今回は平均数を3倍にする施策ということで、従来の顧客層へのアプローチ、つまり来場率の改善のみでは難しいと判断しました。
そこで現在リーチできていない見込み顧客層の洗い出しと、彼らに来場いただくための施策について考えました。
現在すでに来場がある顧客層をカテゴライズしていくとxxxxxx
というような考えから、冒頭の通りの提案ができればと考えています

面接官

よくわかりました。ありがとうございます。
見込み顧客の洗い出しから入ったのはすごく良いですね。
少し一緒に他の層についても考えていきましょうか。他に考えた層はありますか

応募者

同じく暇つぶし的な文脈でいくと、競馬や競艇といったギャンブル要素のある見込み顧客層は母数も多く、定期的に行動をする習慣があります。さらに金銭的なリターンを得られるかもしれないという動機にもつなげやすく、やり方によってはチャンスがあると考えています。
が、法規制やチームイメージ、コンプライアンス的な部分も考慮する必要があると思います

面接官

面白い視点ですね。
海外だといわゆるスポーツベッティングはかなり規模が大きいですしね。その他はありますか?

応募者

他には、チームスポーツ経験者の層もあると思います。
野球やサッカー、バスケなどのメジャースポーツだと、そのスポーツ自体の経験者が多く、そういった人々が有力な見込み顧客になり得ると思います。
が、今回はマイナスポーツで経験者自体が少ないので、カテゴリを1つ広げてチームスポーツとして考えられると思います。チームスポーツ特有の熱さや盛り上がり、選手同士のやりとりなど、経験がある人には特に刺さるものがあるのではないかと考えます。(そろそろ苦しい…)

面接官

ありがとうございます。
じゃあ続いて施策の方もディスカッションしていきましょうか

こんな感じで、深堀りとディスカッションを足して2で割ったようなやりとりが続いていきました。 事前に考えたこと4割、その場でディスカッションしていきながら考えたこと6割くらいの比率で話が進んでいき、最終的には面接官の専門領域の知識なども教えていただきつつ、大変でしたが個人的にはとても楽しいと思えるような時間でした

面接官

じゃあこれくらいにしておきましょうか。お疲れ様でした。
時間も少ないので、逆質問があればどうぞ

応募者

ありがとうございました。
ではメモしてきたものがあるので少しお待ちください。(疲れた…。頭を切り替えて…)

逆質問を2問させていただき、時間ぴったりで面接終了となりました。 前半部分もしっかり話せましたし、ケースも悪くはなかったはず。手応えは悪くありませんでした

結果連絡

1次終了から結果連絡に3営業日ほどかかったので、今回もそれくらいかと気を抜いていたところ、面接の次の日にエージェント経由で結果連絡をいただきました。

結果は無事通過!三次面接の日程調整を行う運びとなりました! 個人的に一番の鬼門と考えていたケース面接、無事突破できて嬉しい限りです

三次面接

・面接方法

Web(Zoom)

・面接官

パートナー 1名

・面接の流れ

一般質問→→逆質問 計25分

三次面接では、コンサルへの転職活動を開始してから初めてのパートナーとの面接です。

ベンチャーファームで役員レベルの方と面接する機会はありましが、Big4レベルの大手ファームのパートナーの方とお話するのは初めてだったので、非常に緊張していました。

12-13時で面接を調整してもらったので、万全を期して午前休を取得。 最後まで志望動機の確認を行いました

面接開始の1時間前に接続確認を行い、今まで通り時間の30秒前にZoomへ入室しました。

まだ面接官の方は入られておらず、しばらく待っていました。

しかし3分待っても5分待っても面接官の方の入室はありません。。。

URLを間違えたか?と思って何度も確認しましたが、間違いなく正しいURLから入室している。。。 10分経っても入室がなかったので、流石に緊急連絡先に電話しようと思っていたその瞬間に、無事面接官の入室がありました

面接官

いやー。ごめんなさい。遅れてしまってすみません。
前の会議が押してしまいまして。ごめんなさいね。
パートナーの吉田一郎と言います。面接スタートしちゃって大丈夫ですか?

応募者

はい大丈夫です。むしろお昼のタイミングでご調整いただきありがとうございます。
カスミと申します。どうぞよろしくお願いいたします

日程再調整となると面倒くさいな〜と思っていたので、無事に面接を実施できることになりほっとしていました。緊張もいい意味でほぐれたので、二次に続いてアクシデント続きで良かったかもしれません

面接官

ありがとうございます。本当に申し訳ないです。
じゃあ早速始めていきましょうか。まず自己紹介とこれまでの簡単な経歴伺ってもいいですか

応募者

はい、ありがとうございます。改めましてカスミと申します。
19○○年生まれの2×歳で、社会人歴は△年です。
営業職からコンサルタントへのキャリアチェンジを目指して転職活動中で、現在は御社含めて5社ほど選考が進んでおります

自己紹介はいつも通りのテンプレートではなく、転職理由や志望動機は経歴の方とセットで話した方が収まりがいいと思い、自分自身の情報が数字として伝わるようなものにしました。

言い終わったタイミングで少し間を開けてみたのですが、特に反応がなかったのでそのまま経歴を喋っていきました。(もしかしたら書類を見ていたのかもしれません。)

応募者

続いて経歴ですが、
○年に新卒として××株式会社に入社し、法人営業に従事しました。
古き良き体育会系の会社で、ハードに働かせていただき、いい意味で身も心も鍛えられました。
××年に〇〇株式会社に転職し、引き続き法人営業に従事しております。
営業目標を達成することに喜びを感じつつも、営業効率を求めた結果としての「自社サービスを落とし所とした焼き増しのような提案」が本当にクライアントのためになっているのか、と疑問を感じるようになり、課題解決を完了するところまでコミットするコンサルタント職を目指して転職活動をしています

実際はもうちょっと具体を混ぜながらですが、こんな感じで経歴+志望動機をセットで回答しました。

面接官

ありがとうございます。よくわかりました。
ちなみに一次面接と二次面接はどんな感じでしたか?
弊社側の面接官の名前とか覚えています?

想定していない質問でしたが、事前に面接中に残していたメモに目を通していたので、記憶を辿りながらお名前をお伝えしました

応募者

一次面接は佐藤様という女性のマネージャーの方でした。ご所属は伺っておりません。
二次面接は田中様という男性のシニアマネージャーの方で、こちらもご所属は伺っていません

面接官

あ、二次は田中さんだったのね。そうですか。
では転職理由と志望理由を改めて伺っていいでしょうか

どうやら二次の面接官をパートナーが認識している様子でした。 良い方に転んでくれるといいなと思いながら、転職理由と志望理由を改めて回答しました

応募者

はい、転職理由は。。。(経歴部分の繰り返しになるので割愛)
その中でも御社を志望している理由は、私は〇〇の領域を希望しているのですが、〇〇のコンサルティング領域でのプレゼンスの高さと組織のケイパビリティの高さを誇る御社であれば、どんなクライアントにも価値提供することができ、そして個人としても様々な幅と深さの経験を通じてコンサルタントとして大きく成長できると考えたからです

面接官

わかりました。ありがとうございます。じゃあそうですね。
何か私に聞きたいことってありますか?

まさかのタイミングでの逆質問タイムとなりました。

10分ほど遅れてスタートして、現在は20分ほどだったので実質は10分ほどしか面接していないです。

ですが別の方の面接レポートなどで「パートナーは合否を判断したら時間に限らずに面接を終えようとしてくる。良くも悪くも。」というものを見た記憶があったので、焦らずに逆質問へと移行しました。 逆質問では、これまでのキャリアやパートナーとして働くモチベーション、今後の話など、割と単純な興味として質問させていただいた内容が多かったです

面接官

かなり時間も余っちゃいましたね。。。
ケース面接は二次でやったんですよね?どんなケースでした?

逆質問を一通り終えたタイミングで、ケース面接について質問されました。

これも過去のレポートで見た記憶があり、「時間が余ったり論理性に不安があったりすると再度ケース面接を実施する場合も。」ということもあるらしいです。 せっかくいい感じで終わる流れでしたしケースはなんとか避けたい…!と思い、恐る恐る回答しました

応募者

はい。マイナースポーツの平均観客動員数を向上させると言うお題でした。主に、潜在顧客とその転換率の2点について議論させていただきました。
「潜在ニーズを持つ見込み顧客はどんな層か」「その層を動かすにはどうするのが有効か」という話から、「大相撲を毎日欠かさず見ている高齢者」や「競馬や競艇といった一種のスポーツベッティングの習慣がある層」などが有効な層ではないか、という着地になりました

面接官

そうですか。ありがとうございます。
聞く感じ、改めてケースをやる必要はなさそうですね。しっかり本質を議論できていそうです

応募者

カスミ:はい!ありがとうございます!
(あぶなかった…!!!!セーーーーーーフ!!!)

面接官

じゃあ早いですが面接はここまでにしましょう。
冒頭遅れてしまってすみませんでした

応募者

とんでもないです!本日はありがとうございました!

なんと時間にして25分で終了。冒頭10分は何もしていないので実質15分。 感触はよかったので、ポジティブな時間短縮だと信じてウキウキで仕事に戻りました

面接結果連絡について

面接終了から2日後、エージェント経由で無事に通過連絡と4次面接(最終)の調整依頼を受けました。

書類提出からここまで約1ヶ月ほど、長いといえば長いし、短いと言えば短い。

四次面接もパートナーとの面接になるとのことだったので、基本は三次面接に向けて準備した内容を改めて精査していく形になります。

この辺りから他ファームは選考を辞退したりストップしたりして、本命数社の選考に全力を注げるような状況を作っていきました。(この辺の調整は毎度の如く、エージェントにお願いしておりました)

四次面接

・面接方法

Web(Zoom)

・面接官

パートナー 1名

・面接の流れ

一般質問→→逆質問 計30分

三次通過/日程調整→約1週間後の日程で確定→面接実施

パートナーとの三次面接を通過し、続く四次面接が一般的にはパートナーとの最終面接となります。

エージェントに四次が最終という認識で間違い無いか聞いてみたところ、「ほとんどは四次が最終となりますが、場合によっては五回目の面接/面談が実施される場合もあります」とのことでした。

例の如く、夕方以降の面接だと1日中ソワソワしてしまうので、エージェントに依頼して12-13時の枠で面接日程を調整していただきました。

日程調整時は60分の時間枠で調整を進めていたのですが、実際に確定された日程では30分間枠となっていました。

パートナーの忙しさ具合やここまでの面接の評価など、タイミングや人によって時間は変動する可能性がありそうです。

パートナーによる面接は、広く浅い質問が多かった一次やケース面接で論理的思考力を計る二次面接と変わって、コンサルへの転職理由やデロイトへの志望理由、さらには希望する配属先とその志望理由までかなり深掘りが行われると聞いていました。 三次の準備時同様に、改めて企業サイトや志望配属先のパートナーが登場しているインタビュー記事などにしっかり目を通し、デロイト(または志望配属先)の目指す未来と自分自身が歩みたいコンサルとしてのキャリアが交わっているということを具体的に言語化していきました

書類作成からWebテスト、3回の面接を経ていよいよ最終面接になります。 これまでの面接や準備を経て、志望動機やコンサルとしてやりたいことはかなり言語化できていたので、緊張しすぎずに自然なコミュニケーションが取れるように、ということを意識しました

時間の1時間前に接続確認を行い、いつも通り時間の30秒前にZoomへ入室したところ、すぐに面接官の方も入室されて早速スタートしました

面接官

初めまして。パートナーの鈴木と言います。今日はよろしくお願いします。
早速ですが、自己紹介と志望動機を教えてもらえますか

応募者

はい。本日はお時間いただきありがとうございます。改めましてカスミと申します。
新卒から一貫して営業職に従事しており、現職は〇〇株式会社で営業として働いております。
営業目標を達成することに喜びを感じつつも、営業効率を求めた結果としての「自社サービスを落とし所とした焼き増しのような提案」が本当にクライアントのためになっているのか、と疑問を感じるようになり、課題解決そのものにコミットするコンサルタント職を目指して転職活動をしています。今日はどうぞよろしくお願いいたします

面接官

なるほど、ありがとうございます。
今の営業活動の状況がどんなものなのか、もう少し具体的に伺ってもいいですか

応募者

はい。
営業の組織は〇〇を基準にチームが分けられており、私が所属しているのは××のチームです。
私個人としては約△△社ほどの企業を担当しており、担当企業に対してプッシュする形で営業をかけることもあれば、企業からお声がけいただいて営業に向かう場合もあり、割合としては8:2くらいのイメージです。
 
受注率はおおよそ20〜30%ほどで、受注に向けては3〜5回は商談を重ねます。
 
咋期は合計約20社ほど受注いたしましたので、単純計算だと80社ほどへ提案を行っており、商談回数として3をかけると240回ほど商談を行なっているかと思います。
 
営業日数を20日×6ヶ月=120日間だとすると、1日2商談が平均になります。
 
実際には4商談行う日もあれば、1商談しかない日も当然ございます。
 
まずは定量的な部分を伝えて、面接官にイメージが共有できるようにと回答しました。
 
もちろん内容は事前に整理して準備していたものですが、その場である程度計算しているように適度に間を作りながら自然な感じで回答するように意識しました

面接官

ありがとうございます。よくイメージができました。
第二新卒枠で応募いただいているみたいですが、希望する配属先はどこですか

応募者

はい。私は〇〇の領域を希望しております。理由は2点ありまして、
①前職〜現職でも関わっている領域でさらに知見を深めクライアントへの価値提供がしたいから
②日本社会で今後最も大事な領域の1つで、キャリアを十分に伸ばせると考えたからです

面接官

現職でも経験がある領域なんですね。
ご経歴的には第二新卒枠ではなくて通常のコンサルタント枠でのご応募でも良かったのでは?

これは完全に予想外の質問でした。 エージェントに「通常枠は多分無理」と言われるがままに第二新卒枠に応募しただけで特に理由はなかったので焦りつつも、余計な駆け引きなしで正直な回答をすることにしました

応募者

正直なところ「転職エージェントに通常の枠は難しい」とアドバイス頂いたから、という安易な理由になります。コンサル業界への転職に精通しているエージェントの言うことであれば、、、という形で基本的にはアドバイスを受け入れるような姿勢で転職活動を進めております。
 
ですが、第二新卒向けの研修が充実している点や、様々なプロジェクトを経験できる制度については非常に魅力を感じております。
 
併せて、御社への志望度、御社でキャリアを築いていくことへの志望度が非常に高いので、少しでも可能性が高い方を選びたい、という心理も働いていたと思います

こんな感じで最後に志望度アピールを交えつつ、うまい具合に着地できたと思います。 この辺の回答の瞬発力は営業を経験していてよかったのではないかと日々感じております

面接官

そうなんですね。ありがとうございます。
どちらが良い/悪いというわけではなく、意図が気になっただけですので安心してください。
そうですね〜。
じゃあ残り15分くらいですがカスミさんから質問があれば答えますね

応募者

はい。ありがとうございます。
では〇〇について教えてください!具体的には〜〜〜

三次に引き続き、パートナーの方が合否を判断できたら残り時間に限らずに逆質問に移行する形でした。 私も変に時間を使い切ろうとせずに、用意してきていた3問を質問して終了となりました

応募者

ありがとうございました。よく理解できました

面接官

こちらこそありがとうございました。
結果はなるべく早くご連絡できるように人事に共有しておきますね

応募者

はい!ありがとうございます。それでは失礼いたします

面接結果について

面接翌日、エージェント経由で「採用稟議中」である旨をご連絡いただけました!

最終面接通過→採用稟議→オファー提示→オファー面談→3営業日後に承諾期限、という流れでした。

採用稟議に1週間弱ほどかかったのですが、エージェント曰くそれくらいが平均値とのこと。採用稟議まで進んだとしても、枠がクローズしかけているタイミングであったり、ボーダーギリギリの合格であったりすると、普通にお見送りの場合もあるとのことで、オファー提示をいただくまでは安心はできないとのことでした

この体験談のご提供者が利用したエージェント

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書類対策/面接対策の内容
面接の過去問の内容
ファームとのコネクション
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転職体験談のご提供依頼(謝礼有)

コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています

謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか

ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。

解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について

・Big4やアクセンチュアの給料や組織についての紹介

・その他転職体験談

・Youtube:みながわRチャンネル

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