第二新卒枠で外資SIerからKPMGへの中途面接レポートです。面接でのQAに加えて、第二新卒での給料水準についても公開!
転職活動結果概要
・学歴
旧帝大文系卒
・当時の年齢
20代前半
・職歴
新卒→外資Sier
・転職時の年収
450万円
・転職検討理由
①フルリモートという環境への価値観の変化
新卒でフルリモートで働いていたが、人とのつながりが薄くきつかった
②現職でのアベイラブル期間の長く、実務経験を得られていない、社会人としての成長機会が少ない
③クライアントとの距離が遠く、クライアントへの貢献実感が薄い。
自分のモチベーションの源泉である「他者への貢献実感」を感じずらい。
の転職体験談
KPMGコンサルティング選考結果概要
・選考結果
内定
・オファー年収
年収570万円
・オファー年収内訳
520万+賞与(標準年収570万円)
みなし残業代50時間有り
・採用部門
テクノロジートランスフォーメーション部門(通称TT)
・採用職階
ビジネスアナリスト
・選考フロー
Webテスト→書類→面接(2回)
適正検査
・種類
玉手箱(言語・非言語・英語)
・対策
「これが本当のWebテストだ!(1) 202x年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)」
これで対策しよう!
一次面接
・面接方法
Web面接(Teams)
・面接官
マネージャー 各1名
・面接の流れ
自己紹介(5分)→一般質問(25分)→逆質問(15分) 計45分
現職入社理由(就職活動時の軸)は?
ITの専門性を身に着け市場価値の高い人材になり、企業の成長のドライバーとなるITを通じて顧客の課題を解決したい
どうして転職を検討しているのか?
①フルリモートという環境への価値観の変化
新卒でフルリモートで働いていたが、人とのつながりが薄くきつかった ②現職でのアベイラブル期間の長く、実務経験を得られていない、社会人としての成長機会が少ない
③クライアントとの距離が遠く、クライアントへの貢献実感が薄い。自分のモチベーションの源泉である「他者への貢献実感」を感じずらい。
現職ではどんなPJに関わっている?
データ基盤の強化を通じたDXを通じた企業変革PJ
PJの背景とゴールは?
背景は、クライアント(本社・支社・グループ会社)のシステム環境がバラバラになっておりデータの連携基盤が整備されていなかったこと。
ゴールは、データ連携基盤を整備し、重要4KPIの見える化・本稼働(26年)の業務切り替え・システム切替をスムーズにするための先行稼働
PJの規模感は?
・プロジェクトの全体の規模:300人(内50人クライアント・50人ベンダー)
・所属チームの役割:ETL/DWH(インプットシステムからDWHにどのように入れるかを設計書に落とし込む)
・所属チームの人数:全体で9人親会社3人(クライアントとのやり取り、設計書全体の方針・テンプレ決定、設計書作成の管理)
・弊社4人+中国メンバー2人(設計書の作成)
役割は?
・自分の役割:設計書(ETL/テーブル)の作成(Excel)他メンバーが作成した設計書のレビュー
・週次個別検討会の議事録の作成
困難だったこと、乗り越え方は?
設計書の作成をお願いされて何から着手していいか全く分からなかったこと
①用語などネットで自力で調べて分かることはまず調べる ②その上でわからないことは上司へやり方を聞いたり、実際に作っている様子をZOOMで見せてもらうように自分からお願いして解決した
アベイラブル期間は何をしていた?
AWS、SQLの研修
勉強する中で意識・工夫していたことは
資格を取得することそれ自体を目的にせず、実務で使える知識・スキルを養う為に、ハンズオン(実際にSQL(コード)を書く、AWSの実機を触る)をした
何が身についたか
SQLのスキル、Python の基礎スキル、AWSの基礎スキル(ネットワーク構成など)
その身についたことを弊社でどのような時に生かせるか
クラウドの知識:システムの構想策定の時
SQLの知識:コンサルとしてデータを抽出・加工・分析する時
将来的なビジョン
若手のころは様々なITプロジェクトを経験をすることでコンサルティングのファンデーションスキル(ドキュメンテーション・ファシリテーションなど)とITへの深い知見を身に着け、将来的にデータに関する専門性を高め、日本企業の成長に貢献したい。
(DXA(Digital Transformation Acceleration)チームに所属し、データトランスフォーメーションコンサルタントになりたい)
逆質問
プロジェクトの合間のアベイラブル期間のフォローアップ体制に関して
プロジェクトの切れ目は1か月もないくらい。上位者がスタッフ層と面談し個別のキャリア志向に沿ったプロジェクトへのアサインを考えてくれる。「人を大切にするNo1ファーム」を体現していると思うよ
面接を終えての所感
現職でのプロジェクト経験をうまく答えることができなかった。自分が事前に準備していなかった角度から質問が飛んできて少し焦った
二次面接
・面接方法
Web
・面接官
ディレクター 1名
・面接の流れ
自己紹介(3分)→一般質問(15分)→逆質問(25分) 計45分
一般質問
現職退職検討理由は?
一次面接同様に回答
なぜKPMGを志望しているのか
御社は競合と比較して「売上や人数規模追及ではなく、クライアントの健全な発展に貢献するとともに、人を大切にする(御社のありたい姿)」ことを掲げており、育成環境が整っているから。
システムありきの提案ではなく、システムによらない提案を行うことができ、本当にクライアントの課題を解決するために必要な提案を行うことができるという部分でクライアントに真に貢献できると感じたから
ストレス耐性はあるか
14年間バスケットボールを部活動で行ってきていて精神的にも体力的にもタフネスはある
将来的なビジョンは?
一次面接同様に回答
現職で自分から発信して成果を上げた経験はあるか
アベイラブル期間で1か月SQLの勉強をしていたが、コーディングを先輩に教えてもらうために先輩社員にお願いして毎日1時間SQLの研修を一対一でしてもらった。
結果として、Oracle MASTER Silver SQLの資格を高得点で取得できた
逆質問
将来的にデータを専門に扱うチームに入りたいが、どのようなルートがあるのか
新人の頃からアサインするプロジェクトでもそのような経験を詰めると思う。部署間や法人間の移動は柔軟に対応できるので自分次第でいつからでもそのチームに行くことができる
出張や地方勤務の有無
若手の頃は東京だが、希望すれば地方(関西・名古屋)での勤務も可能。ライフステージの変化に応じて柔軟に選択ができる
関東のどのあたりに住むのがいいと思うか
リモートも多いのでわざわざオフィスに近いところに住む必要はないと思う。オフィスまで1時間くらいのところがいいのではないか
面接を終えての所感
面接の質問は一般的な質問が多かった。逆質問が多く面接官がたくさん話してくれた。面接官が話したことで気になることを追加で質問するようにし会話のキャッチボールを意識した
転職活動を終えて
KPMGについて
どの面接官も優しく温和な感じで話しやすかった。その中でも質問に対してわかりやすく構造的に伝え、論理的思考力があることをアピールしたので、そのことを意識するといいと思う。
転職活動全体をとおして
自分は逆オファー型で第二新卒の枠があることをKPMGから通知され試しに受けてみたとこと、ご縁あって受かったという温度感だった。「ご縁」というものもあると思うので、選考結果に一喜一憂しないことが大事だと思う
転職体験談のご提供依頼(謝礼有)
コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています
謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか
ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。
解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について
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