第二新卒枠で国家公務員からKPMGへの中途面接レポートです。面接の再現に加えて、利用したエージェント等の詳細をご説明します。KPMG全体で実施した合同採用会となります
転職活動結果概要
・学歴
MARCH文系学部卒
・当時の年齢
20代前半
・職歴
新卒→国家公務員
・転職時の年収
500万円
・転職検討理由
国家公務員の仕事に限界を感じたこと、年収アップしたいと考えたため
の転職体験談
KPMGコンサルティング選考結果概要
・選考結果
不合格
・オファー年収
なし
・オファー年収内訳
なし
・採用部門
なし
・採用職階
なし
・選考フロー
書類→一次面接→二次面接(ディレクター)→三次面接(パートナー)
適正検査
・種類
なし
・対策
なし
合同説明会
説明会の会場行くと人がかなり多くの人がいます。人数を数えてみると78名?約80名いました。
皆様、私と違いおしゃれなスーツ着てて、いかにもできるリーマンって感じです。
普段、民間の人間と関わらない僕にとっては、みんなすげーーできそうな人に見えました。
驚いたことに、女性も少なくありません。コンサルって女性少ないイメージでしたが、そうではないみたいです。
もちろん、女性もスーツ姿です。
役所の女性は普段私服なので、それも新鮮です。
説明会は会社の概要+担当者数名によるそれぞれの事業概要紹介で一時間
そもそもコンサルって何?みたいな感じだったので説明会は飽きることなく聞けました。
説明者の方は皆様ユーモアがあり、自信にあふれているように見え、今まで自分がいた世界とはまったく違うなと改めて感じました。
説明会が終わってから、順に面接です
一次面接
・面接方法
KPMGコンサルティング本社での対面
・面接官
マネージャー 各1名
・面接の流れ
自己紹介→一般質問 30分
受験者が80名に対して、面接官は10名近くいました。
各面接官が受験者約8名を受け持ち、順に一人ずつ面接をする形式でした。
面接では、自己紹介の後、職務経歴書に沿って30分ぐらい話して終わりでした。
コンサルの面接ではケース面接があると聞いていたので、少し意外でした。
新卒ではなく、中途採用なのでケース面接は必要ないのかもしれないです。
面接官が僕の話すこと一つ一つに反応を示しながら、共感をしてくれたので非常に喋りやすかったです。
面接中に、面接官を尊敬できて、こういう人の話を上手に聞けるような人がいる会社で働きたいと思いました。
面接を終えての所感
二日後・・・・メールが・・・・
普通、通過の案内は電話じゃないのか???
恐る恐るメールを開けると
2次面接の案内です。
原則通りなら次は最終面接のはずですが、
ディレクターとの面接となっています。
本来最終面接はパートナークラスのはずです。
もしかして、私の場合は原則通りでなく3回以上の面接が必要なのかもしれません。
二次面接
・面接方法
Web
・面接官
ディレクター 1名
・面接の流れ
自己紹介→一般質問
一般質問
面接は前回同様な感じでした。
ただ、前回より
君は何ができるの?
何をしたいの?
って強く聞かれているように感じた。
そんなもんだから、
こんな仕事してきたので、こういった経験がいかせる、こういった仕事したい
と答えました。
ちなみに、できれば公共系をやりたいって言いました。
公務員の思考であったり、内部手続きに関していえば僕はプロなんで、クライアントとの意志疎通がしやすいって感じですね。
そしたら面接官がさらっと、
コンサルには過去の業務経験はあまり必要ない。知識なんかはゼロから学べばいい。必要なのは地頭だけ。だから、やりたいことを特定しすぎる必要はなくて、いろいろなことに挑戦したほうがいい
思ってたのと違う反応、活かせる経験語って、やりたいことを言った後の返しがこれだったので堪えました。
全否定された気分です。
後は雑談して終わりです。
終始面接官が喋ってたので頷いてただけです。
合コンでは国家公務員とコンサルどっちがモテるとかそういったくだらない話を1時間半ほどして終わりました。(楽しかったです。)
面接を終えての所感
面接終了にあたって、面接官が「じゃあ公共系の人に紹介しようかな」と。
うん?面接通過か?うん?公共系プロジェクトをやっている人と面接できんのか?
ただ、コンサルに必要なものは地頭と言われたことがけっこう刺さりました。
私は三流大学だし、英語できないし、資格ないし・・・・・でも一応官僚だよ!
2次面接まで終わって思ったことは、私ははコンサルに挑戦できるほど優秀な人間でないって思いました。
将来自分は、この面接官のようになれるのか?この面接官の隣に立って働いてる姿が想像できるのか?
無理だと思いました。全然親近感わかないです。2次面接にいること自体場違い・・・
住む世界が明らかに違うんですよね。
なんでこんなにも差を感じるのか。
数日後KPMGコンサルティングからメールきました
なんと、通過です!
次はついにパートナーと面接です
今後こそ最終面接
三次面接
・面接方法
Web
・面接官
パートナー 1名
・面接の流れ
自己紹介→一般質問
最終面接はパートナーとです。
いつものとおり大手町のビルで面接でした。
パートナーの方は、前回のザ・体育会系のディレクターの方と違い
ビシッとグレーのスーツを着ていて紳士そうな人でした。
前回のディレクターの方が言ってたとおり公共系をメインとする方みたいです。
面接がスタートして、開口一番に言われたことが、
ディレクターが公共系ってことで、私に回したけど、経歴見たら私が想像してたのとちょっと違うね、ディレクターがあまりその辺詳しくなかったみたいだね、ごめんね
???????
うん、どういことだ?
なんとなく、
パートナーが言っている「違う」の意味は何となく理解できる
私は国家公務員だけど、経歴的にあまり政策にそこまで関わってないから、パートナーが期待していたものと違うということだろう。
それは、わかるからいい
問題は、その後の「ごめんね」だ。
何を謝る?俺が公共系じゃないとダメなの?
・・・・・
この辺りで面接のやり方がぼんやり見えてきたのだが、
KPMGコンサルティングでは、能力ある人間を採用し、採用後に能力にマッチするプロジェクトに振り分けるわけではなくて、
面接官自身が所属しているチームに採用する者を面接してるのだ。
つまり、採用=面接官の部下になるってことだ。
だから、パートナーが謝ってきたことは、俺は対象外だからパートナーの部下に入れない=不採用ってことじゃないのか?
もちろん、俺が過去の経験に関わらず超のつくほど優秀でパートナーが気に入ってくれたら採用されるのだろうが、
俺みたいに場違いの人間の場合は、過去の経験とかがマッチしない限りは採用されないってことじゃないのか??
いろいろと疑問が湧きながら面接は進む
これまでの面接で聞かれなく、新しく聞かれたことは、
コンサルになるためにどういった努力をしてる?本とか読んでる?
努力?してませんよ。この前転職思いついたばっかだし。
あ、でも本読んだことある
マッキンゼーのロジカルシンキングの本を読みました(何年か前に)
それ読んで、新しく発見したこと3,4個教えて
何年も前に読んだから覚えてねーよ、ミーシーだっけ?ロジックツリーだっけ?単語も曖昧だから、変なことは言えないな・・・
物事を説明する方法が、体系化されていてることを知りました、なんたらかんちょら(全く本の内容覚えてないから・・・・)
つらかった、全然答えられなかった。
特別な質問はそれぐらいで、後はパートナーがひたすら喋ってたので、ひたすら頷いてました。
コンサルって喋るの仕事っていうけど、ほんと喋るの好きな人間達なんだなー
そして最後にまた驚きのこといわれました
君の職場は、KPMGのお得意様だから、引き抜いていいのかって問題が会議で上がってるんだよねー
え?なにそれ?
そんなルールあんの?
他のBIG4に元同僚いたりするからだ以上ですよ!
じゃあ、その問題を会議でクリアしたら他のパートナーに、面接したい人がいるか聞いてみるよ
だってさ・・・・・・
つまり、面接官の部下にはなれないけど、俺の経歴見て面接をしたいってパートナーが現れたら、また面接ってわけ?
疲れた・・・・
面接終わり!
後日メールが・・・
お祈りメール・・・・
はい、落ちた!
転職体験談のご提供依頼(謝礼有)
コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています
謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか
ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。
解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について
・Big4やアクセンチュアの給料や組織についての紹介
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