30代後半、大手Sierからデロイトへ挑戦された方の体験談です
転職活動結果概要
・学歴
早慶文系卒
・当時の年齢
30代後半
・職歴
新卒→大手Sier SE
・転職時の年収
1000万円
・転職検討理由
現職でのM昇格に際して、上司から「年収は下がるし、深夜土日出勤も増えるその覚悟はあるのか!」と恫喝されたことに対して、素直に「無理です」と答えたことがきっかけ
デロイトトーマツコンサルティングの転職体験談
選考結果概要
・選考結果
内定
・オファー年収
1200万円
・オファー年収内訳
なし
・採用部門
官公庁
・採用職階
シニアコンサルタント
・選考フロー
書類→面接2回
適正検査
・種類
なし
・対策
なし
一次面接
・面接方法
WEB面接(ZOOM)
・面接官
ディレクター 1名
穏やかそうな顔つき、雰囲気。いい意味で癖がない
しゃべり方も癖がなく柔らかい話し方。相手を緊張させない物腰
・面接の流れ
自己紹介(3分)→自己紹介に対するディスカッション(10分)→テーマを設けたディスカッション(60分) 計75分
一般質問
システム知見者でない顧客にもわかるようにシステム要件説明を行う際、心掛けていたことを具体的に教えてほしい。(自己紹介で顧客要件調整に強みといったため)
以下を意識していた。
・相手のシステム知識レベルを想像・把握する
・相手の立場から欲している情報を想像・把握する(現場・上司への説得材料など)
・システム機能の顧客に近い場所を絡めて説明する(画面挙動・事務フローなど)
とくに自分は文系SEで苦労したので、システムが分からない人の気持ちがよくわかるため、相手の立場に立って説明できていたと思う
面接官は大きくうなづいていた)
自治体へのシステム導入に関する課題は何だと思っているか?
要件定義がうまくできないことが後続の仕様変更やバグにつながっており、納期遅延・品質低下につながっていると感じており、課題と感じている
御社のような国内屈指のITベンダでも要件定義に苦慮するのはなぜだと感じているか?
おそらく自責と他責の要因がある。自責の要因としては、SEが要件定義において後続テスト工程のテスト観点を意識した要件定義ができておらず抜け漏れが多く出てしまっていることがある。他責の要因としては、顧客ユーザ部自体が要件定義に参加できない(する気があまりない)ため、要件が決められない
それではまず自責要因を深掘りしたい。SEはなぜテスト観点を意識した要件定義ができないのか?
大手ベンダだと特にプロジェクトの規模が大きいことが多く、工程の上流(要件定義)から下流(製造・テスト)まで一気通貫して参加できることはまれで、要件定義の結果が後続に具体的にどう影響するかを感覚的に理解しているSEが少ないのではないか?自分はこれまで上流から下流まで3サイクルほど回したことがあり、この点には強みがある(ここはアピール入れました)
後続工程を意識した要件定義の必要性とのことだが、具体的にはどういう問題が起きうるなどを教えてほしい
例えばある自治体でエクセルの名簿データをDB化する案件があった。エクセルでデータ化されているならDB化するのは難しくないとのことで、SEが話を聞きに行ったが、その名簿は紙印刷を意識したフォーマットとなっており、1セル1データではなく、1マス1文字となっており、その案件はとん挫した。これはかなり極端な例だが、紙名簿をデータ化する際のある意味「要件定義」で、印刷だけでなく後続工程のDB化を意識していれば、正しいデータ構造でエクセル化できたはずである。これに近いことがシステム要件定義で起きているように思っている
面接官爆笑
後続工程を意識して要件定義することは理解するものの、要件定義では顧客は夢を語るものである。それに対してのあなたの対策はあるか?
難しい問題ではあるが、システム開発の世界には「小さく作って大きく育てる」という言葉がある。どんな素晴らしいシステムでも稼働しなければ意味がなく、リリース日に稼働することに価値があるということを顧客に説明すべきである
「小さく作って大きく育てる」のはいい言葉ですね。概念はわかっても理解してもらうには難しい気がします。具体的にはどのような対策がありますか?
提示された要件をその場で却下するのでなく、バックログ一覧というものを作ってそこにストックする。後続のITやUATの中で必要性が見えてきたらその時一覧を見て検討しましょうと持ち掛けます。たいていはそういう機能は不要なものです
面接官大きくうなづく
今度は他責要因について深堀したい。顧客ユーザ部はなぜ要件定義に参加できないのか?
正確に言うと、参加することはできるがステークホルダーが多すぎて全員の時間が取れないことが要因ではないか?具体的には要件定義には業務フローの作成が必要となるが、業務全体の業務フローをかける顧客がいないと思われる。大規模顧客になると、一部の業務に精通したメンバはいても、全業務を俯瞰的に抑えるメンバがおらず、いわゆるつまみ食い状態で顧客自身も業務全体像を把握していないことがあるとおもう
これに対してはどういう解決策があるか?
顧客業務はSEではわからないため、これは関係する業務担当者をしぶとく呼んで聞く必要がある。ここに銀の銃弾はない
でもみんな忙しくて集まってくれないんだよねえって言われたらどうしますか?
例えば業務手順書などをSEで読みこんで、業務フローのたたきをSE側で作る。たたきのうち穴が開いた箇所を顧客に埋めてもらうようにお願いします
その叩きをもってユーザ部を回ってるんだけどなかなか埋めてもらえないんだよねえ‥って言われたらどうしますか?
それは・・難しいですね・・うーん・・
ここで面接官から
ちょっと意地悪な質問だったね、ここでおわりでいいですよ!
と言われて面談終了。面接官からは
とてもいいディスカッションでした。OKです次の面接呼びますんで、ぜひ一緒に働きましょう
とほぼ内定ともとれる発言を得ました
面接を終えての所感
・初対面の人とディスカッションを1Hもしたことがなかったので、とても疲れた。
・コンサルの人は理解力が早く問題点の深堀も的確で論理がものすごい速さで整理されていくのを感じた。
・面接後にエージェントを通して評価を聞いたが、とても高く評価してもらえていたとのこと。以下を特に評価されたらしい。
①論理の構造 ⇒すべての論理が構造化して言語化されていた。
②発言時のふるまい ⇒しゃべり方や振る舞いが堂々としており、自信を感じた。
③用意してきたことを話しているわけでなく、質問のポイントを押さえて質問に対する的確な回答になっていた。
上記のことからデロイトのxxセクションを背負わせてもよいと評価した。ぜひ取りたい人材とコメントされたとのことでした
二次面接
・面接方法
WEB面接(ZOOM)
・面接官
パートナー 1名
穏やかそうな顔つき、雰囲気。いい意味で癖がない。
時折笑顔も見せてくれるため緊張しなかった
・面接の流れ
自己紹介(3分)→パートナー自己紹介(3分)→入社意思の確認(10分)→オファーレター内容の質問(20分) 計40分
ディレクターからはぜひ入社してもらいたいと言われているが、入社してくれるか
ぜひ入社させてほしい
入社時期はいつ頃になるか?
いったん●月くらいになると思います
入社にあたっては前職とは絶対に揉めないでこちらに来てほしい。前職とは今後も連絡を取り合ったりもすることもあると思うので、弊社としてもあと腐れなく入社してほしい。そのためなら入社時期は調整する
英語はできますか?
できません(汗)
できたほうが仕事の幅は広がると思います
これまで長期休職などしたことがありますか?
ありません
年収はいくらほしいですか?
1200万ほしいです。(エージェントからは「現年収から上がることが望ましいが、こだわらない」と言えと指示されたが、無視して伝えた)
わかりました。(特に質問もなし。)
上記内容でオファーレター出しますのでぜひご検討ください
面接を終えての所感
二次の面接官もとても話しやすくてたくさん話してしまいました。齟齬等なく、終始穏やかに進んで、もちろん緊張はしましたがとても楽しく受けられました
転職活動を終えての所感
私の場合はフェルミ推定などはなく、1hディスカッションだった。現職のSEのスキルや思いを問うようなものであり、以下を見ているように感じたため、磨いておくといいかも。
①プレゼンテーションスキル(受け答え、ふるまい、論理だて)
②SEとしての自分なりのポリシー
③現職システム界隈に対する課題感
転職体験談のご提供依頼(謝礼有)
コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています
謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか
ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。
解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について
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