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[体験談]国際協力銀行中途面接レポート

Big4ビジネスコンサルタントから国際協力銀行(JBIC)の中途採用の挑戦です

目次

転職活動結果概要

転職体験談のご回答者様について

・学歴

MARCH文系卒

・当時の年齢

30代前半

・職歴

新卒→国家公務員→Big4

・転職時の年収

800万円

・転職検討理由

安定した事業会社で働きたいと考えたため、国際金融に高い興味を持っていたため

国際協力銀行の転職体験談

国際協力銀行選考結果概要

選考結果概要

・選考結果

不合格

・オファー年収

なし

・オファー年収内訳

なし

・採用部門

総合職(市場調査系)

・採用職階

なし

・選考フロー

書類→適正試験→面接

適正検査対策

・種類

理論系の問題(国語・数学)と性格診断(紙)

・対策

「これが本当のWebテストだ!(2) 2026年度版 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】 (本当の就職テスト)」で対策を実施

国際協力銀行の中途採用はあまり活発に行われていないこともあり全然情報が見つけられませんでした。

エージェントにも確認したのですが全く情報がないと言われてしまいました、、、、

一方でネットには新卒採用の情報は沢山ありました。

ただ新卒用の情報って社会人が会員登録できないサイトだったりして情報収集に難儀です。

なんとか見つけた情報だと、

新卒採用の適性試験はWeb試験となっており私のように筆記ではなく、、、

新卒採用の適性試験はTG-WEBと呼ばれるものらしく、

「SPIや玉手箱と並ぶWebテスト(適性検査)の一種です。ヒューマネージ社の作成する自宅受験型の適性検査であり、他のWebテストに比べて難易度が高めのものらしいです。

新卒の就活の際に公務員一本に絞っていた皆川にとってSPIも玉手箱も良くわからんというのが正直なところです。

前にEYやアクセンチュアの中途採用試験を受験した際にちょろっと勉強した程度でした。

とりあえず、速攻本屋に行って対策本を買って勉強を始めました。

勉強するといっても試験まで1週間しかないので、問題集を1周しかできませんでした。

皆川は、これらの勉強をがっつりやったことはなかったのですが、代わりに公務員試験で数的処理等の勉強をがっつりやっていたこともあり、そこまで難しく感じませんでした

こちらで対策しましょう!

論文試験対策

適性試験は勉強あるのみですが、特に対策が必要なのが論文試験です。

これも、ネットで調べましたが新卒採用の情報がメインでした。

ネットによると国際問題に関する時事系のお題が複数提示され、その中から一つ選びA4一枚程度で書き上げる形式みたいです。

テーマとしては、世界人口と食糧問題、中進国の罠、グローバル化と日本経済の将来、理想の国際協力等など

はい、くっそめんどくさそうですね。

範囲も広すぎです。

正直1週間で対策のしようがないですね。

しかも試験時間は30分と短いです。事前にある程度対策をとって、試験本番では、鉛筆を止めずにスラスラ書けるぐらいにしておかないと時間が足りないです。

こちらについては、エージェントからのメールに、「国際協力銀行でやりたいこと、成し遂げたいことの筆記試験になると思われます」との記載がありました。

新卒試験の論文と整合性が取れていません。

エージェントを信じればよいのか、ネットを信じれば良いのか、、、、

そこで、エージェントに再度論文試験について相談したところ、

新卒の論文試験同様に時事的な国際問題の課題については聞かれる可能性が高く、それに絡めて国際協力銀行でどのように働きたいかが問われるとのことでした。

当初よりエージェントから多くの情報を引き出せました!

(知ってたならもっと早く言えよとも思いましたが、、、)

こっちから能動的にエージェントにアクションせずとも、あちらから積極的に動いてくれるエージェントが優秀なんだと思います。

だから、このエージェント実力は大したkot、、、おっと。

もしかしたら、私に受かる見込みがないから、私に時間を割いてくれないだけなのかもしれませんが、、、

適性試験+論文試験本番

在宅勤務でなくて出社の必要があったので、久しぶりにカジュアルスーツではなくてちゃんとしたスーツを着て出勤しました。

ちなみに、いつもはリュックなのですが気合を入れて手提げバッグで向かいました。

竹下駅は近くですが、普段こないところです。

近くに気象庁とか丸紅?なんかもありほえーって思いながら向かいました。

駅出てすぐつきました。

古いけど重厚感のあるビルです。

あーここで働きたいなーなんて思いつつ、お約束の16時半まで少し時間があったので周りをふらふらしてから5分前にビルに入りました。

・試験スタート

建物に入ると、右手に受付がありました。

会社が会社なので、美人のお姉さんが受付してるとかは全くないのですね。

受付用紙に記入すると、臨時入館証を貰い、3階に行くように警備員に指示されました。

指示に従って3階に向かってビル内を歩いていると結構外国人の方が多いです。

今の会社でもそれなりに外国籍の人はいるのですが、全然比べ物にならないほどに国際色豊かです。

国籍も多様でした。

まさに “国際”って感じでした。

日本の役所なんて日本人しかいないので、これほど国際感でているのには違和感を覚えました。

そんなんでエレベーター使って3階?(記憶曖昧)にいくと、エレベーターホールの前にまた受付がありました。

どうも、このフロアは打ち合わせフロアみたいでですね。

特徴としては、絨毯で廊下も広く贅沢な作りでした。

そんなことを思いつつ待っていると、女性職員がやってきて挨拶しました。

さっそく、適性試験に入るとのことで会議室に案内してもらいました。

会議室は古いですがなかなか豪華でした。

厳かというのでしょうか。作りが凝っていてザ官庁って感じです。

霞が関で働いていたときも、こんな部屋が沢山あったなーって思い出しました。

民間企業みたいなスタイリッシュな部屋ではなくて、大きくて重たい椅子、分厚いテーブル、壁の装飾等細かいところで金がかかっているなと思いました。

イメージとしては皇室ですね。あれのしょぼい版って感じです。

そんなこと思っていたら、女性職員から本日の説明をいただきました。

適性試験を1時間やったあとに、30分の論文試験とのことでした。

さっそく、適性試験の冊子をいただき、マーク式の解答用紙に回答するように指示がありました。

職員の方は、1時間後に戻ってくるとのことでそのまま出て行ってしまいました。

女性職員はとっても普通の方でした。

ただ、国際協力銀行で人事を担当しているのできっと非常に優秀な方で、かつ、3か国語ぐらい話せちゃうのかなーなんて思いながら後ろ姿を見て思いました。

職員が出て行ったことを確認して、早速問題にとりかかりました。

で、肝心の問題なのですが、すみません、、、記憶にないんですね。

どんな問題だったとか、どんな形式だったとか全く記憶にないのです。

国語と数学と性格診断をやったはずなのですが、、、

1時間経過後、女性職員がやってきて問題用紙・解答用紙を回収されて、次の論文試験の問題用紙と回答用紙を渡されました。

制限時間は30分で、30分経ったらまた戻ってくるとのことで女性職員はまた出て行ってしまいました。

問題用紙を見ると、

問題は一つだけでした。

(あまり口外できないのでちょっとぼかしますが)

事前の予想通り、国際問題に対する自分の考えと、国際協力銀行でどのように働きたいかを問う問題でした。

事前対策がそのまま使えそうとのことでガッツポーズです。

回答用紙は、A4の用紙1枚、両面で、白紙ではなくて罫線式でした。

しかも1行1行の幅が結構大きくて、行数がかなり少なかったです。

表面を全て埋めて、裏面の途中まで書ければよいかなーと考えながら早速取り掛かりました。

事前に記載内容は頭に入れてきていたのでスラスラ書けました。

おかげで20分ぐらいで書き終わりました。

あと、10分暇だなーと思い改めて部屋を見渡しながら時間まで待っていました。

ちなみに、監視カメラもなさそうでした。

時間がきて、女性職員がやってきました。

本日の試験はこれで終わりとのことで、エレベーターホールまで案内されて試験終了です。

疲れました!!!

おつっ!

一次面接

ついに面接の日がやってきました。

今回は15時からの面接です。

しかも今回の面接時間は2時間セットされていました。

長くね?と思いながら面接に向かいました。

前回と同じく竹橋駅に降り立ちました。

前回同様に受付を済ませて受付の女性に会議室に案内していただき、今日のスケジュールを教えていただきました。

なんと今日のうちに最大で2回面接をする可能性があるとのことです。

1回で終わる場合は1時間で終わるとのこと。

むむ?それって、2回目の面接に進めなかったら不合格ってこと???

そんなことを思いながらしばらく待っていると、面接官がやってきました。

40代後半から50代中盤ぐらいの男性二人でした。

二人とも白髪交じりで小太りの方で、ニットのベストを着ており定年間際の係長って感じで温和そうな方でした。

まずは面接官から自己紹介がありました。

面接官は、私が受けている市場調査系部署の役職者とのことでした。

実は、今回の面接官がどういった人かっていう情報が事前に一切なかったんですよね。

とりあえず、まずは受入れ部署の面接みたいです。

・面接スタート

さっそく面接スタートです。

面接官:それではまずは自己紹介をお願いします。

私は面接慣れしていることもあり、この辺はすらすら言葉が出てきます。

私のいつもの自己紹介は次の3本立てで3分以内を目指しています。

1新卒の公務員の話(転職検討理由含む)

2現職でどんな役職でどんな業務をやっているか

3なぜ今転職を希望しているのか

1番の新卒の話は軽く話します。

今のスキルとあまり関係がなくアピールできるところがないからです。

そのため2番の現職の話を深堀します。

3番の転職理由は数行程度で話します。

ここもアピールにならないですし、詳しく聞きたいなら後々話せばよいと考えるからです。

以上の内容を3分以内で話すとなるとだいたい原稿用紙1000字ちょっとぐらいがちょうどよいです。

面接のファーストトークなのでさっと終わらして、次の会話に進む方がよいのかなと考えて可能な限り短く話すようにしています。

上述のとおりいつもは公務員時代の話はあまり話さないのですが、

今回は、政府系銀行ということで、元公務員である私との相性の良さをアピールするためにもいつもより公務員時代の話も掘り下げました。

決裁回す際の事前調整や議員レクでの気を付けていた点等など

自己紹介が終わったら、面接官の質問タイムが始まるかと思ったら違いました。

面接官:それでは、ここからは我々の業務内容を紹介しますね。

なんと、まずは受入れ部署の業務説明をするとのことです。

市場調査系業務ということですが、大きく2つに分かれており国際金融関連のレギュレーション調査と案件調査とのことです。

レギュレーション調査はバーゼルだとか、資本規制がどうのこうとか何言っているのか全然わかりませんでした。

案件調査については、途上国に対する事業開発を行うにあたっての地域やセクターの選定とのことです。

そして仮に私が入行した場合は、まずは案件調査をやることを想定しているとのことでした。

この案件調査は、行員が地域・セクター選定を行ったあとコンサルや商社等に業務委託をして市場調査を進めるというものでした。

ここでようやく、なぜ私が書類審査を通過したのかわかりました。

市場調査業務系のコンサルを期待していたのですね。

はい、確かに当時の私は少しだけ市場調査系業務の経験があったのです。

ただ、当時は業務改善系がメインで市場調査系業務はまだ経験が浅い分野でした。

職務経歴書で、さも市場調査をがっつりやっているような記載をしており盛り過ぎたなと反省し、

これは、やっぱり無理だなーと思いつつ、、

こんな感じで面接官からの業務説明が終わりました。

そしたら面接官から、

面接官

残りの時間は、皆川さんからの質問を受け付けたいと思います

いきなり逆質問タイムに入りました。

え?まだ質問一回もされてないんだけど、、、、、、

まだ面接開始して15分しか経っておらず、残り45分を逆質問でいくのか、、、

ということで、ここからは怒涛の逆質問タイムです。

一般的な逆質問って面接の最後におまけみたいな感じて実施されるので、

「どんな人材求めてますか?」

「御社と他社の差別化要因は?」等の定番質問をするのが一般的です。

今回は、いつものようにしていたら時間が余ってしかたないので、業務内容について質問をしていくことにしました。

応募者

案件調査ということですが、具体的な方法をもう少し教えてください

応募者

最初のインプット情報はどのようなものでしょうか

応募者

コンサルに業務委託するとのことですが、どのように利用していますでしょうか

こんな感じで業務内容を一つ一つ確かめていきました。

質問が単発にならないように、回答を貰った際は可能な限り会話を広げられるように、

応募者

なるほど、そういったやり方でやっていくのですね。その場合、こういった点も問題になってくると思いますが、どういった方法で対応していますか?

等会話が途切れないように頑張りました。

しばらく業務内容に関する会話をしていたのですが、さすがに45分間も質問を続けることができませんでした。

何より、こっちのアピールも一切できておらず、、、

そこで、

応募者

そもそもなんで今回中途採用をしているのですか?

と直球の質問に切り替えていきました。

面接官

案件調査に関して毎回コンサルに頼っていて内部で知見が溜まっておらず、コンサルをより効果的に利用するためにも内部に知見がある人材が欲しいため中途採用をしています

応募者

(あー自分は調査系の知見はほぼないっす、、、、)私は直近○○の案件で市場調査等やっており調査業務の方法論は一通り経験しております。さらに元公務員であり、コンサル側、公務員側両方の立場を理解しているため、xxxxxxx

となんとかアピールしました。

が、さすがに無理があると思い素直に

応募者

私の現職のメイン業務は業務改善系のコンサルであり市場調査に関する経験は十分でないかもしれません。ただ、当該分野については現職でも興味があったため自ら手を挙げて参画していることもあり、貴行の業務に強い関心を持っておりまず。ぜひとも一緒に働かせて欲しいです

こんな感じて、即戦略は無理っぽいこと伝えつつ熱意で持っていきました。

もう、この辺で受かる見込みがなく頭真っ白でした。

面接官も私の回答に対して

面接官

なるほど、それは頼もしいですね

とかどうでもよさそうな回答をしていました

こんな感じで面接はきっかり1時間で終わりました。

面接官

一次面接はここで終わりです。しばらく待っていてください。別の職員が次の案内をします

といいい残して面接官は退室しました。

そういえば、面接が始まる前に、女性職員が今日のうちに面接を2回やる可能性があることを話していました。

もしかして今皆川が次の選考に進めるか協議してんのかかーなんて思いながら待っていました。

15分ぐらい待たされた後、女性職員がやってきました。

応募者

本日はこれで終わりです、お帰りください

・・・・・・・・・・・・・・・・・

まじか、、、今日はこれで終わりってことは、落ちたか???

絶望の淵に落とされつつ帰路につきました。

夜になるとエージェントから電話があり

応募者

面接はどうでしたか?
選考が進んだら転職をしたいですか?

応募者

ぜひ、転職したいですが、おそらく落ちたと思います、、、

一次面接結果

あー落ちたなーって凹みながら日々の辛い仕事をしておりました。

繁忙期で仕事が辛かったのに、面接までうまくいかずなかなか心を保つのが難しかったです。

(心にひびが入っていく感じ)

面接から4日後メールがきました。

きたーーーーーー!

なんと一次面接通過していました。

絶対落ちたと思っていたのでかなり嬉しいです。

まさかまだ望みがあったなんて。

辛い気持ちが反転しました。

速攻日程調整をして、次回面接は4日後に決まりました。

二次面接

ついに2次面接当日です。

今回も面接時間は2時間セットされています。

前回は、最大2回面接を実施する可能性があるなかで1回面接をして帰されてしまいました。

今回はぜひとも2回面接をしたいです。

そう強い決意を胸に面接に臨みました。

・面接スタート

いつも通り女性職員に案内してもらい会議室で待っているとまた中年男性二人が面接官としてやってきました。

前回同様に相手の情報は一切なしです。

面接官

それでは早速自己紹介をお願いします

応募者

本日はよろしくお願いいたします。それでは自己紹介をさせていただきます。新卒で○○省庁に入庁後、企画課、会計課を経て、、、、、転職後現職では主にインフラ企業等向けに業務改善コンサルとして、、、、、そしてこれまでの経験をもとに企業内部でxxxのために働きたいと思い転職を希望しています

面接官

ありがとうございます。公務員時代はxxの補助金やってたんだ?これって実際どうなの?
やっぱ、議員側から依頼がきてやってるの?
ここの要綱作るときってどのコンサル使ってるの?

こんな感じで自己紹介が終わり次第公務員時代の話を根ほり葉ほり聞かれました。

面接として聞いているというより、単なる興味本位として質問をしてきているような気がしてちょっと嫌な感じになりました。

ただ、受かりたい一心だったので、守秘義務に気を付けつつ可能な限り会話が続くように話を続けました。

面接官

はい、それじゃあこの面接はこれで終わりです。この後は女性職員が案内するので待っていてください

なんと、公務員時代の会話に終始して現職の話や国際協力銀行での仕事の話等をすることなく20分程度で面接が終わってしまいました。

結局面接官が受け入れ部署の人間なのか人事の人間なのか一切わからず中身のない世間話をして終わってしまいました。

「これ、絶対落ちてるよね?」

そう思いながら待っていると10分もしないうちに女性職員がやってきて。

応募者

本日はこれでおしまいになりますのでお帰り下さい

2時間の面接を予定していたのに30分ぐらいで終わってしまいました。

応募者

あー今度こそ絶対落ちたな
そもそも面接する前に合否出てたぐらいの空気だったんだけど

国際協力銀行のビルを見て、

応募者

たぶん、もうここに来ることはないんだな

と思いながら帰路につきました。

面接結果

今度こそ落ちたなーと思いつつ、ワンチャンあるかもしれないなんて淡い期待を抱きながら過ごしていたところエージェントからメールが来ました。

落ちた、、、、、、、、、、、、

ふーーーーーーーーーーー

終わった

国際協力銀行に応募して55日間良い夢見れました。

もともとスキル不足は明確だったのでしかたないですね。

非常に残念ですが、皆川はまた辛い辛いコンサルワークに留まることを余儀なくされました

転職体験談のご提供依頼(謝礼有)

コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています

謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか

ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。

解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について

・Big4やアクセンチュアの給料や組織についての紹介

・その他転職体験談

・Youtube:みながわRチャンネル

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