第二新卒枠でSEからトーマツへの中途面接レポートです。面接の再現に加えて、利用したエージェント等の詳細をご説明します。監査法人のアドバイザリー職となります
転職活動結果概要
・学歴
偏差値50台私立大学経済学部卒
・当時の年齢
20代後半
・職歴
新卒→SE
・転職時の年収
400万円
・転職検討理由
現職での将来性に不安を感じていたとともに、学生時代に勉強していた会計の知識を活かしシステム監査系の資格の勉強を始めたのをきっかけに転職活動を開始
の転職体験談
監査法人トーマツ
選考結果概要
・選考結果
不合格
・オファー年収
なし
・オファー年収内訳
なし
・採用部門
なし
・採用職階
なし
・選考フロー
書類審査→一次面接→適性検査(Webテスト)→最終面接
一次面接
・面接方法
Web
・面接官
2名
50代くらいの方1名(面接なれしていないような印象)と30代くらいの方1名(逆質問についてはこの方が回答していただいた、論理的な話し方で疑問について、期待していた回答以上のものをいただいた。)
・面接の流れ
会社説明(20分)→自己紹介(5分)→一般質問(30分)→逆質問(5分) 計60分
一般質問
システムのセキュリティ対応支援を行うにあたって考えうるリスク3つとその対策を考えてください
少しだけ考える時間を頂いてもよろしいでしょうか?
はい、大丈夫ですよ
はい、それでは説明します。まず3つのリスクですが、
1オンプレ環境からクラウド環境への移行する際のデータの完全性について
2本番環境下で許可されていない作業を実施してしまうリスク
3外部委託先が機密情報を適切に管理しないリスク
それぞれの対策は
1について、事前にクラウド上でテスト用の仮想環境を構築してテストする
2について、許可された作業のみができるアカウントを払い出す。監視ソフトで検出できるようにする
3について、外部委託先との請負時に、委託先の情報セキュリティの確認、委託先社員のロールごとのアクセス権管理の徹底です。
なんとか回答しましたが、システム監査の勉強をしていなかったら答えられなかったと思いました。
その他は一般的な質問でした
転職理由は?
志望動機は?
なぜトーマツか?
面接は和やかでも、圧迫といった感じでもなくといった雰囲気で進みました。面接特有の緊張感があった印象です
逆質問
システム監査系の資格を勉強しているが、その後にどういった資格を取得していけば業務に役立つか
資格の取得は重要だが、業務知識の取得のほうがより重要になる。あくまで資格は業務知識の補助という位置づけ
面接を受けての所感
ケーススタディ的な質問が想定外だったので戸惑った。資格の学習、現職の経験がなければ答えられなかった。一方で、うまく打ち返せたので通過する手ごたえはあった。
適正検査
・種類
Webテスト:SPI
・対策
対策はせずにぶっつけ本番で受けた
最終面接
・面接方法
Web
・面接官
3名(人事担当者+他2名)
貫禄があるものの、非常に丁寧な話し方で会話の内容が入ってきやすかった
・面接の流れ
自己紹介(3分)→人事からの一般質問(10分)→現場からの一般質問(30分)→逆質問(10分) 計55分
人事部からの一般質問
転職理由は?
志望動機は?
希望年収とその年収を希望する根拠は?
履歴書、職務経歴書の内容に虚偽はないか
口調が丁寧な印象でした
人事部からの一般質問
特権アカウントを使用することでどういったリスクが考えられるか
使用者が設定値を変更することが可能
この回答からさらに深堀されて質問されました
VPN環境下で攻撃を受けた。どういった手法、影響が考えられるか
フィッシング攻撃による手法、影響を回答した
この回答からさらに深堀されて質問されました
※1次で似たようなパターンの質問があったためこの手の質問はないだろうと油断していました
今後3年後、5年後とどうなっていたいか?
3年間はxxxxxを中心にxxxxのスキルを磨いていきたい。
5年後については、現在はxxxやxxxxへの関心があるのでその分野に関して挑戦してみたい
逆質問
未経験で入所するにあたり、現在あるいは新人のうちからやっておいた方がいいことはあるか
現在の仕事でどういったところでセキュリティの仕組みが取り入れられているかを意識するといい。その中で自分で支援内容のシュミレーションができるといい
面接を終えての所感
質問の難易度が高く、油断していた面もあったが手ごたえはあったので見送りとなり悔しい。
ケーススタディ的な質問が多かった。
その他は一般的な質問をされたので、特別な対策は必要ないと感じた。
不合格の理由として業務内容についての志望度や、監査法人でのキャリア形成について定まっていない印象を与えてしまったかもしれない
転職活動を終えての所感
1.現職での職務内容の深堀が多く質問された印象があるので、そこの棚卸と整理をしっかりと行い、言語化できるようにしておくこと。
2.逆質問の際に想定される業務に対して、現職での経験からイメージができていることをアピールする質問をしたことが評価された。
・現職の経験を交えてケーススタディ的質問をし、このシナリオではコンサルタントとしてどう評価するのか。
という質問を最初に行い、そこからさらに深堀させていただき逆質問を乗り切りました。
3.転職エージェントはリクルートエージェントとJACを利用いたしました。
・リクルートエージェントについて
リクルートエージェントについていえば登録者用の求人サイトがかなり見やすく、また、履歴書・職務経歴書については、サイト上の質問に答えていくだけで作成できるので、その面ではおすすめです。
一方で、個人差があるとは思いますが担当者のレスポンスが遅く、また面接対策については期待できないので、求人情報の収集、履歴書・職務経歴書のドキュメント作成に使用するという利用方法が賢明かと思います。
・JACについて
担当の方から紹介していただける情報の質がかなり高いと感じています。
実際に担当者自身が企業側への営業も担当しているようですので、リアルな情報が得られると思います。
一方で求人については担当の方から紹介してもらうスタイルなので自分から求人の情報収集はしづらいです。
・結論
両社をうまく使いこなせば、転職活動がしやすいと思います。
世の中にでているケース対策は一頻り解くくらいの気合が必要
転職体験談のご提供依頼(謝礼有)
コンサルティングファームや総合商社の中途採用面接を受けられた方に転職体験談の提供依頼をしています
謝礼(500円から2000円)を用意しておりますのでぜひ、ご協力をお願いできないでしょうか
ご協力いただける方は次のページからご回答をお願いします。
解説:Big4、アクセンチュアのその他情報について
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